医療材料の不足のため、抗がん剤曝露対策に使用しているガウンを「ガイドライン違反」とわかりつつも、再使用していませんか?
ガウンは再使用するとしても、出来るだけ汚さないこと!今はこれしか無いのかな
何をおいても第1番は閉鎖式接続システムの使用ですが、・・・、
ガウンはアームの部分と胸腹部が汚染されやすいので、ガウンを再使用するなら「アームカバー、エプロンを使用し、使用後にアームカバー、エプロンは廃棄する。」しかし、アームカバー、エプロンも在庫は無い。
「適正な方法」ではなく、現場に合わせるための「適切な方法」として、
推奨は全く致しません、参考になるか、ならないかは分かりませんが、
「アイロンとゴミ袋で作る、アームカバー、エプロン」のPDFを下記に置きます。興味があれば、ご覧ください。
アームカバー https://nakanishi-lab.com/wp/wp-content/uploads/2020/05/アームカバー.pdf
エプロン https://nakanishi-lab.com/wp/wp-content/uploads/2020/05/エプロン.pdf
手袋に関して
手袋に付着したシクロホスファミド・5-FUはオゾンや次亜塩素酸で洗浄しても残留することが、当研究室の実験結果にあります。少なくとも外手袋は廃棄していただきたい。
洗剤で外手袋を洗うことがあるかもしれませんが、その場合に洗浄液に含まれる抗がん剤にも注意が必要となり、洗浄後も汚染されていると意識して使用しなければいけないので、本当に困ったときだけに留めて下さい。