J Clin Oncol. 2019 Mar 10;37(8):624-635.
プロスタグランジン – エンドペルオキシドシンターゼ2(PTGS2)としても知られるシクロオキシゲナーゼ2(COX-2)遺伝子の過剰発現が乳がんで起こるが、その発現と術前化学療法中のセレコキシブの使用の有無と、EFSとOSについての調査
方法 her2陰性の156人の患者のコホート分析 術前化学療法でエピルビシンとシクロホスファミド、続いてセレコキシブの有無にかかわらずドセタキセル を使用
結果 追跡期間94.5ヶ月後 セレコキシブ群のEFSは有意に低く( HR, 1.7; 95% CI, 1 to 2.88; p= 0.046 ) 低PTGS2(n=100)セレコキシブ群のEFSは (HR, 3.01; 95% CI, 1.45 to 6.24; p= 0.002) であった。
結論 術前化学療法中のセレコキシブ使用は、乳がん患者に悪影響を及ぼし、
低PTGS2ではより悪影響が多かった。